ベトナムでのチップ相場は?ホテルやマッサージなどシーン別に紹介!

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ベトナムにチップの文化はある?シーン別の相場や渡し方を紹介!

ベトナムで生活する上で、チップの習慣についての疑問を持つ方は少なくありません。特に初めてホーチミンに赴任する駐在妻の方々にとっては重要な情報ですよね。

この記事では、レストランやタクシー、ホテルなど、さまざまなシーンでのチップの相場や渡し方について詳しくご紹介します。

ベトナムではチップは義務ではありませんが、サービス業の従業員に対する感謝のしるしとして渡すことが一般的です。適切なチップの額や、それを渡すタイミング、そしてそれを受け取る人々の反応についても触れていきます。

私がホーチミンでの生活を通じて学んだ体験談を交えながら、ベトナムでのチップ事情について詳しくお伝えします。

ベトナムでの滞在をより豊かにし、地元の人々との良好な関係を築くために、チップの文化を知っておくことをおすすめします!

目次

ベトナムにチップの文化はある?

ベトナムでは基本的にはチップは不要です。しかし、特別なサービスに対して感謝の気持ちを示すためにチップを渡すことはあります。

例えば、レストランでの食事が非常に素晴らしかった場合や、タクシーのドライバーが親切に案内してくれた場合など、そのサービスに満足したときに少額でもチップを渡すことで感謝の意を表します。

ただし、一部の高級レストラン、ホテルでは、国際的な慣習に合わせてチップを支払うことが多いですね。

また、ベトナム国内に旅行に行った際には、ホテルでベルボーイに荷物運びや部屋への案内をしてもらった時や、ベッドメイキングなど、チップを渡すと気持ちよくサービスを受けられることがあることも。

ただ、マッサージやスパは基本的にはチップを払うという認識でいた方が、お互い嫌な気持ちにならなくて良いと思います。

日本では、なかなか馴染みのないチップですが、ありがとうの気持ちを表す手段と考えると良いですね。

ベトナムのチップの相場はどのくらい?

ベトナムでのチップの支払いをどのくらいすれば良いか明確な決まりはありませんが、なんとなくの金額を知っておきたいですよね。

ホーチミンでチップを渡すシーンは、ホテルやエステ、マッサージが多いです。

そこで、ホーチミンでのシーン別チップの金額の目安をまとめてみました。

シーンチップ目安
飲食店基本的には不要。
レシートにサービスチャージが含まれている場合も不要
ホテルホテルのグレードにもよる
ベルボーイ、ベッドメイキングに2万VND(日本円で約250円)程度
マッサージ・スパグレードにもよるが、5万VND〜10万VND(日本円で約250〜500円)程度
タクシー基本的には不要
2〜3万VNDの近距離の場合は、お釣りを渡したり少し多めに支払うと良いです
ゴルフ場グレードにもよるが20〜50万VND(日本円で約1000〜2500円)程度
リゾートの方が高い傾向

お店のグレードにもよりますが、大体このような感じです。

ベトナムでのチップの渡し方をシーン別に紹介

ベトナムでのチップを渡すことが考えられるシーンがいくつかあります。

ベトナムではチップの習慣が根付いているわけではありませんが、サービス業の従業員に対して感謝の気持ちを示す方法としてチップを渡すことがあります。

こちらでは、シーン別にベトナムのチップの相場と私の体験談を紹介します。

飲食店

  • チップ:基本的には必要ない
  • チップの相場:必要であれば5〜10%を目安にすると外さない
  • チップの渡し方:テーブルに置く

ベトナムでは、レストランでのチップは基本的に必要ありませんが、サービスが特に優れている場合や、何か特別な対応をしてもらった場合には、感謝の気持ちとしてチップをお支払いしましょう。

私は、お店のグレードによって、テーブルを担当してくれた方へ、50,000VNDから100,000VNDくらいのチップや、おつりを置いていくことが多かったです。

ホーチミン市内の人気レストランでディナーを楽しんだ時のことです。料理の味はもちろん、スタッフのサービスも非常に素晴らしく、特に担当ウェイターの対応が親切で細やかでした。

食事が終わり会計を済ませる際、サービスチャージは含まれていなかったため、感謝の気持ちを込めて、50,000VND(約250円)をテーブルに置いて帰りました。ウェイターがそれを見つけ、とても喜んでくれたのが印象的でした。

このように、特別なサービスを受けた場合は、少額のチップを渡すと良いでしょう。

レストランによっては、もともとサービスチャージが含まれている場合があるので、その際はチップを払わなくて大丈夫です。

ベトナムでは、基本的にはテーブルでのお会計が一般的です。10,000VND以下のお釣りがあった場合などは、そのまま置いて帰っても良いと思いますよ。

ホテル

  • チップ:基本的には必要ない
  • チップの相場:20000VND〜(ポーター、ベッドメイキング)
  • チップの渡し方:ポーターには直接手渡し、枕元のテーブルなどに置いておく

ホテルでは、サービスに対するチップがより一般的になるかなと思います。

特に、ホテルスタッフが荷物を運んでくれた場合やルームサービスをお願いした場合は、20,000VNDほどのチップを渡すと喜んでくれるので、滞在中気持ちよく過ごせるかもしれませんね。

ホーチミンに滞在中に、高級ホテルに宿泊したことがあったのですが、到着時、ベルボーイが私たちの荷物を運び、部屋まで案内してくれました。その際、20,000VND(約100円)をチップとして直接手渡しました。

また、連泊中にはベッドメイキングがとても丁寧で、清掃スタッフへの感謝の気持ちとして、枕元に20,000VNDを置いておきました。

次の日、メッセージカードと共に部屋がさらにきれいに整えられていて、心温まるサービスを受けたことがとても印象に残っています。

マッサージ・スパ

  • チップ:基本的には別に支払う
  • チップの相場:50,000VND〜100,000VND(時間によってはそれ以上)
  • チップの渡し方:サービス終了後、施術スタッフに渡す

ベトナムのマッサージやスパでは、チップ込みの料金のお店もありますが、基本的には別でチップを払うと思っていた方が良いですよ。

一時間のマッサージまたはスパトリートメントの場合、お店のグレードにもよりますが、50,000VNDから100,000VND程度が相場となっています。

ホーチミンの有名なスパで1時間のマッサージを受けた時のことです。施術が非常にリラックスできるもので、担当してくれたスタッフの技術と気配りが素晴らしかったため、サービス終了後に100,000VND(約500円)を手渡しました。

スタッフは驚きと喜びの表情を見せ、丁寧にお礼を言ってくれました。それ以来そのお店は私のお気に入りになって、たびたび施術を受けていました。

特にマッサージやスパでは、施術の質に感謝の気持ちを示すためにチップを渡すことが一般的です。明確なルールがあるわけではないので、感じた感謝の度合いに応じて柔軟に対応すると良いでしょう。

基本給とチップで生計を立てている人もいるので、気持ちよく払ってあげるとよいと思います。

チップを払わないと、露骨に不満そうな顔をされることもありますので、ほんの数百円程度なら、気持ちよく払った方が良いと個人的には感じます…

タクシー

  • チップ:基本的には不要(近距離の場合は渡してあげるとよい)
  • チップの渡し方:支払いに上乗せ

タクシーを利用した際は、基本的にはチップは不要です。

ただ、運転手がお釣りを持ち合わせていないことがあったり、少額のお釣りであれば、チップとしてそのまま渡してしまうこともあります。

近距離でタクシーを使う時は、露骨に嫌そうな顔をされたり、舌打ちしたりするので(汗)、そんな時は少しのお釣りなら、そのまま渡してあげると少しは態度を改めてくれることがありましたよ。

15000VND程度なら20,000VND渡してお釣りはもらわないとか、細かい紙幣があればプラスで渡すと良いですね。

また、現在は配車アプリなどが利用できますので、現金でのやり取りがなくおつりも出ません。

もし感謝の気持ちをお伝えしたい時には、アプリ内のチップを渡せる機能を利用してみましょう。

もちろん、現金で渡しても喜ばれますよ。

ゴルフ場

  • チップ:必要
  • チップの相場:20万VND〜50万VND(グレードによる)
  • チップの渡し方:ラウンド後にキャディーさんに直接手渡し

ベトナムでは、1人プレイヤーに1人キャディーさんが付きます。ゴルフ場のランクにもよりますが、ラウンド後にキャディーさんに200,000ドン〜500,000ドンほど渡しましょう。

ベトナム国内のダナンなどリゾート地でゴルフをする場合は、500,000ドン以上はお支払いします。

リゾートゴルフでのチップの相場は年々値上がりしている印象です。

ちなみに、2023年にダナンでゴルフをした際は、1人500,000ドンでは足りず(汗)新しめのコースだったので、近隣のゴルフ場より設定が高かったです。

リゾートゴルフでは特にチップが重要視されるので、サービスに満足した場合は適切な額を渡すことをお勧めします。

ホーチミン近郊では、リゾートよりもお安めにゴルフができます。せっかくのベトナム駐在、ゴルフを楽しむのもおすすめです!

まとめ

ベトナムにおけるチップの文化、特にレストラン、タクシー、ホテルといった場所での一般的なチップの金額と、その渡し方をホーチミン駐妻だった私の体験に基づきご紹介しました。

ベトナムでのチップは基本的には不要ですが、良いサービスを受けた時には感謝を示す手段になります。

マッサージ店ではチップが必要になりますが、よっぽど不快な思いをしたという以外は気持ちよくお支払いした方が、ベトナム生活をより心地よくエンジョイできると感じます!

ベトナムではチップは必須ではないものの、サービスに対する感謝を示すために、従業員への小額のチップが広く行われているのも事実。ありがとう!の気持ちを伝えたい時には、ぜひチップを渡してみてください。

ベトナムでの駐在生活がより豊かなものになりますように!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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