ベトナム駐在することになったら、日本のスマホの契約はどうすればいいの?と疑問に思うのではないでしょうか。
できれば今持っている日本の携帯番号を変えずに、一時帰国などした時にそのまますぐ使いたいですよね。
しかし維持したままで高額を払い続けることは避けたいですし、かといって解約するのもなんだか気が進まない…日本のスマホを解約してしまったら、何かと支障が出そうですし。
今回はそんな疑問を解決すべく、ベトナム駐在中に日本の携帯番号を維持するメリットとデメリットや、解約した方が良いのか否かなどをお伝えしていきます。
実際に私がベトナム在住時にどうしていたか体験談もご紹介しますね!
この記事でわかること
- 日本の携帯番号をどうするのが最適なのか?
- 日本の携帯番号を解約するとどんな不便があるのか?
- 日本の携帯番号を維持する方法
- 日本の携帯番号を維持した時のメリットとデメリット
【ベトナム駐在】日本のスマホはどうする?
ベトナム駐在中に日本のスマホはどうするのが最適なのかについての結論は、格安SIMに乗り換えて維持することです。
駐在期間によっては変わってくる場合もありますので、詳しくみていきたいと思います。
まず、日本のスマホをどうするのかについては以下のような選択肢があります。
- 日本の携帯番号を解約
- 日本の携帯番号を維持
- 国際ローミング
日本の携帯番号の解約は、携帯番号がなくても問題ない場合のみに限られそうです。
- 5年以上など長期に渡り海外駐在が決まっている場合
- 一時帰国を頻繁にしない場合
は解約してしまう方が料金もかからないので良いかもしれません。
しかし、携帯番号が何かに登録されている場合、(例えば銀行やクレジットカード会社など)携帯番号がないと不都合が生じてしまいます。
一方、日本のスマホを維持するには、
- 契約を休止する
- 格安SIMに乗り換える
ことが必要になります。
そして、国際ローミングを利用する方法ですが、海外でも日本の携帯番号のまま使用することができますが、料金が高額になるので現実的ではありません。
どれを選ぶのが良いか、ローミング以外の方法について詳しく見ていきましょう!
【ベトナム駐在】解約か維持かメリットデメリットを紹介!日本の携帯を解約すると困る?
日本の携帯を解約すると、契約料金を維持しなくてよくなるというメリットがあります。
しかし、解約してしまうと発生するデメリットもあります。
例えば、
- 通信手段がなくなる、または何らかの通信手段をを入手するまでが手間
- 銀行やクレジットカード会社に登録している携帯番号を変更する必要がある
- キャリアのメールアドレスが使えなくなる
- 日本のフリーダイヤルに電話できない
- 日本国内でのサービスなどに登録できない
日本の携帯番号を持っておらず、帰国して早々に誰かに連絡を取る場合、例えばフリーWi-Fiスポットを探して通信手段を探さないといけないかもしれません。
Wi-FiレンタルやプリペイドSIMをあらかじめ手配していればすぐに使えそうですが、ちょっと面倒ですよね。
現地の携帯で国際ローミングすると料金が高額になる可能性もあります。
また、携帯番号を何かのサービスに登録している場合、全ての変更手続きをするとなると相当手間がかかってしまいますよね…
日本のスマホを解約する時には、海外での滞在期間や一時帰国の頻度を考えて決めた方が良さそうです。
ちなみに、私は一度目の海外駐在に帯同した時に解約してしまったんです…当時はまだガラケーを使っていて、現在ほど支障が出なかったのですが、とはいえ、やはり何も持たないで過ごすのは心許なかったです。
友達との連絡も家のパソコンからのみで「会うまで連絡はつきません。」という状況でした。昭和スタイルです!
やはり不便でしたし、私は一時帰国する頻度が多かったのですぐ契約し直しました。こんなことなら、長年使っていたキャリアを解約するんじゃなかった〜と後悔しました!
なので、みなさんは後悔のないように選んでみてくださいね!
【ベトナム駐在】日本の携帯番号を維持する方法は?
ベトナム駐在期間中にも、日本のスマホを維持する方法は2つあります。
- 契約の休止サービスを利用
- 格安SIMに乗り換える
契約の休止手続き
ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアでは、契約の休止手続きを提供しています。
この手続きを利用すると、一定期間契約を休止し、その間の月額利用料を節約することができます。最大5年間、携帯番号を保管することができます。
ただし、一時休止期間中は携帯電話を使うことができない点や、手数料が発生する点は注意が必要です。
個人的には、携帯番号の契約休止はデメリットの方が大きいような気がします。
- 日本の携帯番号をキープするために毎月保管料がかかる
- 休止・再利用手続きのために店頭に行く必要がある(docomoはオンライン対応あり)
- 一時休止する度に事務手数料がかかる
なかなか、手間とお金がかかりますよね。
そうなると、格安SIMに乗り換えるのが良さそうです。
格安SIMに乗り換える
日本の携帯番号を維持するために一番良さそうなのが、格安SIMに乗り換えることです。
- HISモバイル
- LINEMO
- 楽天モバイル
上記のようなMNP(モバイルナンバーポータビリティ)が使える格安SIM会社に乗り換えれば、今使っている携帯番号もキープできますし、大手キャリアよりもかなり費用を抑えられます。
それぞれご紹介していきますね。
HISモバイル
HISモバイルは、月額料金が安いのはもちろん、海外でもSMSが受信できます。
解約料金も最低利用期間もなし!というかなり使いやすい格安SIMサービスだといえます。
自由自在プランがおすすめ!
月額料金 | 290円〜(100MB未満の月) |
データ容量 | 100MB〜 |
回線 | ドコモ回線 |
事務手数料 | 3,300円 |
通話料 | 30秒9円 |
eSIM | 対応 |
国際ローミング | 可能 |
SMS受信 | 無料 |
- 1年間の維持費:6,790円(事務手数料+290円x12ヶ月)
- 2年間の維持費:10,260円(事務手数料+290円x24ヶ月)
通話料も大手キャリアなどが30秒22円に対し、HISモバイルでは30秒9円という破格の安さです。
一時帰国で使うだけなら、何なら本帰国後もかなりコスパよく利用できますね。
LINEMO
LINEMOはソフトバンクが展開している格安SIMサービスで、SMS認証も利用できます。
月額料金 | 990円(税込)/3GB、2,480円/20GB |
事務手数料 | 0円 |
通話料 | 30秒22円 |
eSIM | 対応 |
SMS受信 | 無料 |
3GBを超えると料金が高めですが、一時帰国中に連絡手段として利用するだけなら十分カバーできますね。
ちなみに、旅行などで海外で使用する場合、MPS(乗換)の場合でもはすぐに使えますが、新規で契約した場合には5ヶ月以降でないと使えないので、もしもベトナムで使う場合は注意が必要です。
一時帰国中に使うだけなら、海外での使用を考える必要はありません。
楽天モバイル
楽天モバイルは、海外でもSNS認証でき、海外から日本に無料で電話し放題です。
回線も繋がりやすく、楽天ポイントもたまりますよ。
月額料金 | 1,078円(税込)/3GBまで |
事務手数料 | 0円 |
通話料 | アプリ使用で国内通話無料/アプリ未使用時30秒22円 |
eSIM | 対応 |
国際ローミング | 可能 |
SMS受信 | 無料 |
事前通知もあるので、うっかり使うのを忘れて解約になってしまった!ということもないので安心ですね。
最近では、格安SIMも海外使用を想定しており、通話だけでなくSMS認証にも対応しているため、ベトナム赴任中も日本の番号を維持しやすくなっています。
格安SIMは月額料金が大手キャリアに比べて安く設定されており、一時帰国時にもそのまま使うことができるため、非常に経済的!
選択肢が多いので、自分の利用状況に最適なプランを選びましょう。
SIMフリーへ切り替えをしておくと便利!
日本国内で購入したスマホの多くは、特定のキャリアにロックされていますが、SIMロックを解除することにより、SIMフリー端末として海外の様々なキャリアのSIMカードを利用することができます。
この方法を採用すると、スマホ本体はそのままに、現地の通信料金で利用することが可能!
海外での通信コストを抑えることができるため、長期的な海外駐在には非常に便利です。
一時帰国した際や、居住地以外の海外旅行に行った時など、その国のSIMカードを差し替えればスマホを使うことができるのでおすすめです!
日本の携帯番号を維持することのメリットとデメリットを紹介
日本で使用しているスマホを海外駐在中も維持するメリットとデメリットをご紹介します。
日本の携帯番号維持のメリットの一つは、やはり「緊急時の連絡手段として機能すること」です。
一時帰国時にそのまま利用できる利便性なども挙げられます。
しかし、これには維持費が発生することが逆にデメリットになります。
ベトナム駐在の際に最も適切な選択を行えるように、さらに詳しくみていきましょう。
携帯番号維持のメリット
日本の携帯番号維持のメリットについてまとめてみました。
- 一時帰国の時にすぐに使える
- SMS認証が使える
一時帰国のときにすぐに使える
ベトナムから一時帰国した際にも、日本のスマホを維持しているとその利点を大いに実感することができます。
携帯番号を維持していれば、帰国後すぐにその番号で通話やデータ通信が利用可能です。
これにより、帰国中の連絡手段を新たに設定したり、一時的なSIMカードを購入する手間が省けます。
また、日本国内でしか利用できないアプリやサービスも、すぐに再開することができるため、何かと便利です。
「今、空港に着いたよ〜」など、家族や友人にすぐ連絡が取れるのもうれしいものです!
SMS認証やログイン時の2段階認証に役立つ
海外駐在中も日本の携帯番号を維持しておく大きなメリットの一つは、SMS認証やログイン時の2段階認証に役立つことです。
多くのオンラインサービスやアプリでは、セキュリティ向上のために2段階認証を導入しています。
日本国内で登録した携帯番号があれば、海外にいながらでもこれらの認証をスムーズに受けることが可能です。
例えば、インターネットバンキングやSNSのアカウント管理など、安全にサービスを利用するためには欠かせない機能です。
確かに、2段階認証が増えていますから、SMSが受信できた方が便利ですよね。
携帯番号維持のデメリット
続いて、日本のスマホ維持のデメリットについてみていきましょう。
- 維持費がかかる
- 海外で使用する場合、制限がかかる
維持費がかかる
ベトナム駐在中に日本の携帯番号を維持するには、一定の維持費が発生します。
例えば、ドコモやau、ソフトバンクなど主要なキャリアでは、月額の基本料金が高めですし、一時休止サービスを利用しても、事務手数料が必要になることが多いです。
これらの費用は海外で生活するうえでの固定費となり、無用の出費と感じる方も少なくありません。
また、格安SIMを選択したとしても、最低限の費用がかかるため、完全にコストをカットすることは難しいのが現状です。
海外での通信が制限される
こちらは、日本の携帯番号を海外で使用するケースですが、使用できる通信サービスには限りがあります。
国際ローミングを利用する方法もありますが、通話やデータ通信の料金が高額になるため、日常的な使用は現実的ではありません。
また、ほとんどの人が現地のSIMカードを利用する中、日本の携帯番号をそのまま使用していると、現地での通信速度の制限や対応エリアの問題に直面することがあります。
ただ、日本の携帯番号を維持して現地で日常使いすることはないと思うので、日本の携帯番号を維持するデメリットは、毎月のコスト以外はほぼないと言っても良いのではないでしょうか。
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【私の体験談】ベトナム在住時のスマホはどんな契約にしてた?
ベトナムでのスマホについてですが、私は到着してから現地の携帯会社であるMobifoneのSIMカードを購入しました。
日本と違って、どこかの会社と契約しないといけないなどがないので、SIMカードを買えばすぐに使うことができます。
SIMショップは、街中の携帯ショップなどにあると思います。
私は、今はなき国営デパート内の携帯ショップでもないお店で、SIMカードを購入しました。
当時はそんなに情報もなく、夫は頼れずだったので…掴んだ情報を元に1人店舗に乗り込みました(笑)
親切にSIMカードを設定してくれたので、ありがたかったことを覚えています。
その当時は、契約せずにデータをチャージしながら使っていました。
データチャージも簡単!
- スーパーやコンビニなどのレジで、通信会社名(Viettel/Mobifone/Vinaphone)とチャージする金額を伝え、バウチャーカードをもらう(購入)
- 『*100*+バウチャー内の14桁の数字+#』を入力し、通話ボタンを押せばチャージ完了!
ベトナムはネット大国!!
デパートはもちろん、カフェやレストランなどでもWi-Fiが使えるので、自分のデーターってあまり減らないんですよね。
しかも、めちゃめちゃ安い!確か、1ヶ月数百円だったような。
カフェなんかでは「Wi-Fiのパスワード教えて」と尋ねると教えてくれますよ。
長期契約も1年間で1万5千円ほどでできるようなので、たくさん使いそうな方は長期契約でも良いと思います。
まとめ
ベトナム駐在中に日本のスマホをどうするのが最適なのか、携帯番号維持のメリットデメリットを調査しました。
海外駐在を控えている方にとって、日本国内で使用している携帯電話番号をどうするかは重要な問題ですよね。
結論としては、日本の携帯番号を格安SIMで維持する一択かなと個人的には思っています。
今回の記事では、携帯番号を維持する方法として、キャリアの休止サービスの利用、SIMロック解除や格安SIMへの切り替えなどをご紹介しました。
それぞれの方法にはメリットがある一方で、デメリットも存在します。
たとえば、契約の休止は一時的に日本を離れる間だけ携帯番号を保てる便利な方法ですが、再開時には手数料がかかることが多いです。
一時帰国時にすぐに使える、ログイン時のセキュリティ向上など、番号を維持するメリットは確かに大きいですが、維持費用がかかる点や、海外での通信制限がある点を考慮する必要があります。
最終的には、自身の海外駐在の期間、予算など、個々の状況に応じて最適な選択をしてくださいね。