ベトナムへの駐在が決まり新生活に向けて準備中の駐妻のみなさん、何を持って行くべきか頭を悩ませていませんか?
あれもこれも持っていきたい!と考えてしまいがちですが、持っていける荷物にも限界があったりしますよね。
そこで、私の約3年間のベトナムでの生活経験に基づき、ベトナム駐在に必要な持ち物をピックアップしました。また、日本から持っていかなくて良いものについてもまとめています。
ホーチミンでは、生活する上でほとんどのものが手に入りますが、到着して間もない頃は、どこで買い物して良いかわからないかもしれません。
実際に生活してみると、あったら良いなと思うものもありましたのでご紹介していきたいと思います。
ベトナム駐在の持ち物リスト!
ベトナム駐在を控えている方は、どんな持ち物を準備すればいいのか、迷われることが多いでしょう。
ここでは、ベトナム滞在中に役立つ持ち物のリストをご紹介します。
ベトナムでの生活を快適にするために、これだけは忘れずに準備しておきましょう。
- パスポート・ビザ
- クレジットカード
- 衣類
- スリッパ
- 洗面用具
- 美容グッズ
- 薬
- 日用品
- キッチン用品・食料品
- 筆記用具
- 電子機器
- プラグ
- 日傘
- その他
それぞれ見ていきましょう!
パスポート・ビザ
これを忘れたらアウトですが…
パスポートやビザは、写真で残しておくと安心です。
海外用クレジットカードまたはデビットカード
ベトナムでの生活では、まだまだ現金が主流ですが、クレジットカードは必須です。
特に、海外で利用可能なクレジットカードやデビットカードは、ATMで現金を引き出せるなど、多方面で使えるため持っておくと便利です。
衣類
- 洋服
- インナー
- 上着(UV対策・防寒)やストール
- 靴・サンダル
- バッグ
- アクセサリー
洋服・上着・ストール
日本の春夏の洋服で大丈夫ですが、建物内はめちゃめちゃ寒いことが多いので羽織ものは必須です。
寒すぎて体調が悪くなる可能性もあるので、注意です!防寒としても、UV対策としても、薄手のストールなどがあると便利ですよ。
UV加工がしてある薄手のカーディガンは重宝します。
インナー(女性用下着)
インナー(女性用下着)は、ベトナムのものだとサイズやデザインがイマイチ合わないことが多いですので、必ず十分な数を用意していきましょう。いざとなれば、ユニクロで購入できます。
また、パジャマなど寝巻きも持っていきましょう。
冷房をつけっぱなしにする場合、冷えるので長袖長ズボンがおすすめ!
靴・サンダル
ベトナムでの日常生活では、ほぼサンダルを履くことになると思いますので、足にあったサンダルを持っていると良いです。
歩道が整備されていないところが多く、歩きやすいとは言えないのでピンヒールなどはかなり使いにくいと思います。
とても暑いので、スニーカーもなかなか履く気にはなれなかったです。バレエシューズのようなフラットで脱着しやすい靴も使いやすいと思います。
現地にも靴は売っているのですが、なかなかフィットしたものが見つけにくいので、日本から持っていくと良いですね。
市場などで、可愛いビーサンなども見かけますので、サイズがあれば現地のサンダルでもいけるかもしれません。
バッグ
ホーチミンでの駐妻生活で、フォーマルなバッグを使う機会はほぼなかった記憶があります。また、暑いので、カチッとした皮のバッグはなんとなく合わないと感じます。
それほど大きくなくて軽いバッグが良いと思います。日傘を常に持ち歩くので、日傘が入るくらいのものが良いかもしれませんね。
ホーチミンにも、かばん屋さんはありますが、クオリティーやコスパを考えると日本から持ってくるのが良いと思います。
アクセサリー
ネックレスやピアスなどは、最低限持ってくると良いですね。
金庫があるアパートが多いと思いますが、超高価なものは日本においてくることをおすすめします。
私は旅行にいくときにネックレスを金庫に入れ忘れ(引き出しには入れていた)残念ながら盗まれてしまったことがあります。でも、自分のミスなので…仕方ないとは思っていますが、そこそこ高かったのでショックでした。
日本人は多くはサービスアパートメントに住むので、不在中でもハウスキーピングが入ります。長期の旅行や一時帰国の際は、貴重品はしっかり保管しましょう!
また、カチューシャやヘアクリップなどのアクセサリーも持ってくることをおすすめします。
水着
アパートによっては、プール付きのところがありますので、満喫したい方は水着を持っていくと良いですよ。お子さんがいる方は、一緒にプールで遊ぶこともありますよね。
サイズやデザイン的にも、水着は日本から持ってくることをおすすめします。
スリッパ
意外と盲点なのがスリッパやルームシューズです。
海外のアパートの部屋は大理石であることも多いです。そうなると、足元がとても冷えるんです!! 靴下では床の冷たさが伝わってきてしまってカバーできませんでした。
冷えすぎて体調が悪くなったことがあるので侮れません。
自分用以外にも、来客用にも用意しておくと良いですよ。お友達が来る機会も多いですのでね。
ちなみに、私は室内履きはビーサンにしていました。それだけでは冷えるので巻くタイプのレッグウォーマーを足首に付けて冷え対策をしていましたよ。
洗面用具
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディーソープ
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- シェーバー・カミソリ
- 生理用品
日本で愛用しているシャンプー、コンディショナー、歯磨き粉などの洗面用具があれば忘れずに。
シャンプー・コンディショナーについては、パンテーンなどの製品が売っていますし、デパートにいけばロクシタンなど買えますので、なんでも大丈夫という方は最低限の量だけ持ってくると良いですね。
到着した日に買い物にいく余裕はないと思うので、手荷物で旅行用のシャンプーなどを持参すると便利です。
美容グッズ
- 日焼け止め
- 基礎化粧品
- メイク道具
- ヘアオイル
- ハンドクリーム・ボディークリーム
- ドライヤー
- ヘアアイロン
日焼け止めは現地でも売っていますが、アネッサなどは日本で買うより値段が高い印象です。
基礎化粧品やメイク用品は、お肌にあったものを持っていきましょう。シートパックなどは、現地でも買えますので必要最低限だけで大丈夫だと思います。
ドライヤーやヘアアイロンは海外対応のものだと良いです。
常備薬
海外で体調を崩した時に備え、常備薬の準備も大切です。
日本で処方された薬や、市販の風邪薬、胃腸薬、絆創膏、かゆみ止めなど、基本的なものを揃えておきましょう。
ベトナムで流通している薬は、ほぼ欧米諸国からの輸入品で、効き目が強すぎるかもしれません。錠剤が大きくて飲みにくいなんてことも。
個人的には、ビオフェルミンとオロナインがあると安心します…
喉スプレーなども手に入らないので、喉が弱い方は持って行ったほうが良いでしょう。
日用品
- コンタクトレンズ・メガネ
- サングラス
- おしゃれ着洗剤
- 部分用洗剤
- ハンカチ
- 保冷バッグ
コンタクトレンズは、ホーチミンで処方箋なしで購入することができますが、半年分くらいまとめて持ってきて、一時帰国の際に買い足して帰るのが良いと思います。
ベトナムは日差しが強いので、サングラスは必ず持っていきましょう。
歩く時ももちろん、車の中でも眩しいことがありますよ。日焼け対策としてもマストアイテムですしね!
ホーチミンにも、洗濯用洗剤や柔軟剤はもちろん売っていますが、エマールなどのオシャレ着用洗剤や、襟汚れを落とす部分用洗剤は売っていないので、必要な方は持っていくと良いですよ。
あと、意外と盲点なのがハンカチです。ベトナムでは、ハンカチが売っていないといっても過言ではありません…
以前、夫のハンカチを買い替える必要が出てきてしまい、売っていそうなところも見当がつかなかったことがあります。デパートなどに入っているブランド店なども見てみましたが、ハンカチは売っていませんでした。
日本の100均のようなお店も見てみたところ、かろうじて… いかにも安そうな柄のペラペラなハンカチを見つけて仕方なく買った記憶があります。
女性であれば、タオルハンカチが使いやすいと思いますので日本から持っていくことをおすすめします。
キッチン用品・食料品
- 食器・カトラリー(最低限)
- 計量カップ
- 包丁
- 包丁とぎ
- ピーラー
- キッチンバサミ
- 粉末だしや鰹節などの乾燥物
- ドライフーズ味噌汁やお吸い物
- レトルト食品
- カップラーメン
- お菓子
食器やカトラリーは、アパートに備え付けのものがあると思いますが、洋食器がメインでお箸や取り皿的なものはないかもしれません。
現地でもお皿など調達できますが、少しあると便利かもしれませんね。
ちなみに、私は食器類は持っていったことはありません。ホーチミンでは、ローカル食器ブランドのショールームで揃いの食器を買うこともできますし、ベトナムの伝統的なバッチャン焼きという陶器を集めるのも楽しいですよ。
ベンタン市場では、キッチン用品を売っているお店もありますので、一般的なキッチン用品(ボウルなど)は持っていかなくても大丈夫ですが、使い慣れたものでお料理したい方は持っていくと良いですね。
ピーラーやおろし器など、切れ味がものをいう道具は日本から持っていくことをおすすめします。
ドライフーズやレトルト食品、パスタソースは、ささっと食べたいときにあると便利です!日本のお菓子も売っていますが、高いです。
筆記用具
ベトナムにも筆記用具はもちろん売っているのですが、日本のようにサラサラ書けるボールペンはなかったように思います。
文房具屋さんや、スーパーに売っているボールペンなどは書き味は期待できません。とはいえ、普通に使えますけれどね!3色ボールペンなどは、あまり見かけませんでした。
ポストイットは売っていますが、可愛らしい付箋などはありません。
電子機器系
- SIMフリースマホ
- Apple製品
- Kindleなど電子書籍が読めるタブレット
- Fire Stick
- 美容家電
- 電動歯ブラシ・替ブラシ
- 炊飯器
- ゲーム機
アップル製品は日本で買う方が安いので、必要な方は日本で買っておきましょう。
Fire Stickは日本のテレビを見たい方におすすめです。FireStickをテレビに挿して、VPN(契約が必要)に接続すると日本のテレビ番組が視聴できます。
AmazonやNetflixに加入している方は、テレビ画面で放送を見ることができるので、おすすめです。
家電については、電圧に注意してください。日本は110vですが、ベトナムは220vです。100〜240vと書かれた海外対応しているものを使うか、変圧器を利用しましょう。
海外用電源プラグCタイプ, 延長コード等
ベトナムで使用するための海外用電源プラグCタイプや、延長コードは日本で準備しておくと便利です。
日本のプラグはタイプAで、そのまま差し込めることも多いのですが、Cタイプのプラグがると安心です。
特に、複数の電化製品を使う場合や、日本から持参する電子機器が多い方は、十分な数を準備しておくとスムーズな生活が送れます。
日傘
ベトナムの日差しは強いため、日傘の使用をおすすめします。
日本で品質の良い、UVカット機能付きの日傘を選んでおくと、日焼け防止に役立ちます。
また、現地で見つけるのが難しいデザインや、軽量で持ち運びしやすい日傘を日本で購入しておくと、快適に過ごすことができます。
その他
- 洗濯ネット
- 組み立て式物干し
- 激落くん
- 便利グッズ(100均・スリコ・無印など)
意外とあって良かったものは、洗濯ネットと組み立て式物干しです。
アパートには大抵乾燥機がついているので、洗濯物を干すことはないと思いますが、ちょっと洗って干しておきたいというときに、小型の組み立て式物干し(タオルバー付きで移動できるもの)がとても便利でした。
室内用物干しがないと、干すところがないのでね。キッチンに置いて、ゴム手なども干していた記憶があります。
気の利いた便利グッズなどもないので、あったら良さそうだなというものは持ってきた方が良いと思います。
タオルや掃除用具は、サービスアパートの場合は不要です。
\ 持っていくと便利な持ち物はこちらでも!/
ベトナム駐在生活を快適に!持っていくと便利な持ち物10選
ホーチミンで買えるもの
日本から持ってこなくても大丈夫なものをまとめてみました。
- 食料品
- サランラップ
- ゴキブリホイホイや殺虫剤
- 大型変圧器
食料品
ホーチミンでは、ショッピングモールや日系コンビニ、各種商業施設で豊富な食料品を手に入れることができます。
日本の商品も多く取り扱われており、生活に必要なほとんどのものが揃います。生鮮食品から加工食品、スナック類に至るまで、ほぼ揃いますので、こだわりの製品以外は持ってこなくて大丈夫です。
家庭でよく使う…
- キッコーマンの醤油
- 味噌
- 乾麺
など調味料類や、パスタなどもスーパーで手に入ります。
私は、味噌と醤油はお気に入りのものを、一時帰国の際にまとめて持って帰っていましたが、使い切ってしまった時はスーパーで買っていましたよ。
日用品
日用品についても、ホーチミンでは問題なく手に入れることができます。
衛生用品から洗剤、キッチン用品など、日常生活に欠かせないアイテムは、スーパーマーケットや商業施設で幅広く取り揃えられていますよ。
日本製のものも価格が高いものもありますが売っていますので、大量に持ってこなくても大丈夫です。個人的に、ローカル製のラップは切りにくくて使いにくかったので、日本製のものを買っていました。
殺虫剤やゴキブリホイホイなどの害虫対策商品も売っていますので、持ってこなくて大丈夫です。
私が住んでいたアパートでは、特に害虫対策をしなくても大丈夫だったので殺虫剤などは買ったことがなかったですが、場所によってはアリなどが発生するかもしれないので、気になる方はスーパーへGO!です。
ベトナムでの暮らしに必要なものは、現地で調達することが可能であり、持ち込み禁止のアイテムを除き、生活用品の多くは現地で揃えることができます。
虫除けスプレーは機内持ち込みできる?ホーチミンで購入できる防虫アイテムも紹介!>>
変圧器
ドライヤーやヘアアイロンなど日本製のものを使う際には、変圧器が必要なことがあります。
電圧によっては大きな変圧器が必要になりますが、とても重いので日本から持っていくのは大変!
私は、日本から大きい変圧器を持って行こうとして、家電量販店に買いに行ったら店員さんに止められたことがあります(笑)大きな変圧器は現地調達しましょう。
ホーチミンで買えないもの
ホーチミンで調達が難しいものをまとめてみます。
実際には売っているものもありますが、購入するハードルが高いものも入っています。
- UV加工がしてある衣類、ストールなど
- スリッパ、ルームシューズ
- ハンカチ
- 女性用インナー
- 日傘
- サングラス
- 化粧品
- 常備薬
- 靴、サンダル
- 包丁とぎ
- こだわりの調理家電等
持ち物の選び方のポイント
ベトナム駐在に何を持っていけば良いかは、個人の事情や趣向によっても変わるかと思います。
しかし、重量制限などで持っていけるものにも限りがあるので、現地で買えるものはなるべく現地調達する方向で考えると良いですね。
家族構成, 個人の性格による選択
ベトナム駐在の準備をする際、持ち物は家族構成や個人の性格、ライフスタイルによって大きく異なります。例えば、小さなお子様がいる家庭では、子供服やおもちゃ、日本の教材や本などを持参すると安心です。
また、趣味や生活習慣に合わせて、スポーツ用品や読書材料なども準備すると、現地での生活が充実します。ホーチミンでは、テニスやゴルフを楽しむ人たちがたくさんいますよ!
自宅で過ごす時の快適さを考えた持ち物も選ぶと良いと思います。
大人だけの引越しであれば、正直よっぽど趣味やこだわりの荷物が多いとかでなければ、それほど荷物はないように感じます。
私は身軽に行きたかったですし、元々あまり荷物が多い方ではないので、船便を使ったことがなく、航空便だけで引越し完了させました。現地で買えばいいやと、気軽に考えてしまうからかもしれませんね。
必要な荷物量の見極め
ベトナム駐在では、必需品以外にも「持っていくと便利」なアイテムが数多くありますが、荷物量は最小限に抑えること荷解きが楽ちんです。
まずはベトナムの生活に必要不可欠な物品をリストアップし、次に「あれば便利だがなくても生活できる」ものを考えてみましょう。
現地で容易に入手できるものは購入しないか、もしくは必要最小限に留めると良いでしょう。
また、ホーチミンでは日用品から食料品まで幅広く揃っています。つまり、重い家電や大量の衣類よりも、現地での生活を快適にするためのものを選択すると良いですね。
まとめ
ベトナムへの移住に際して、生活をスムーズに始めるために持ち物リストを作成しました。
ホーチミンではほとんどのものが買えますが、調達が難しいものもあります。日本でどこで買ったら良いか迷うことは、ほぼないと思いますが、ホーチミンで探そうと思ったら意外とどこに売っているのかわからない!というアイテムもあったりします。
最初の数ヶ月は慣れない土地での買い物に戸惑うかもしれません。特に、到着してすぐに買い物にいくのはハードルが高いですよね。
そんな時のために、ホーチミンで買えるもの、買えないものについてもご紹介しました。
新しい環境でのストレスを軽減するためにも「最初の一週間を過ごすために必要なアイテム」「1ヵ月後や半年後も快適に暮らせるようなアイテム」に分けて、持っていくものを考えると良いですね。
旅行に行くと思って手荷物を準備すれば、到着日からスムーズに過ごせるのでおすすめです。
楽しいホーチミン生活を送れますように!